割安バリュー株3銘柄:PayPal、Adobe、Nike徹底分析
🔍 なぜ割安株に注目すべきなのか
株式投資で最もエキサイティングな瞬間はいつでしょうか?それは価格と価値が極端に乖離するときです。
株価が急落すると、ほとんどの投資家はパニックに陥ります。しかしバリュー投資家にとって、この瞬間はチャンスの扉が開くときなのです。今日は、ファンダメンタルズは堅調なのに市場から見放されている3銘柄を深く分析していきます。
💳 PayPal:忘れられたフィンテックの巨人
衝撃的な数字
過去5年間でPayPalの株価は74%下落しました。しかし売上高を見てください:
| 時期 | 年間売上高 |
|---|---|
| 10年前 | 92.5億ドル |
| 昨年 | 328.6億ドル |
売上高は3.5倍に増加したのに、株価は10年で60%しか上がっていません!
🎯 PayPalが魅力的な理由
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今でもキャッシュマシン
- 2025年も堅調なフリーキャッシュフロー
- デジタル決済市場でのリーダーシップを維持
- Venmo、Braintree、BNPLで成長継続
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大規模な自社株買いを実施中
- 5年間で株式の20%を買い戻し
- フリーキャッシュフローのわずか10倍で取引中
- この価格での買い戻しはEPSを急上昇させる
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8つの柱すべてクリア
- キャッシュフロー増加 ✓
- 純利益増加 ✓
- すべて改善中 ✓
📊 PayPalバリュエーション分析
私の10年分析の前提:
- 売上成長率:4%、6%、8%
- 純利益率:13%、14.5%、16%
- フリーキャッシュフロー率:16%、19%、22%
- PER:16倍、19倍、22倍
結果:
- 現在価格:59ドル
- 低位予想:94ドル
- 中位予想:144ドル
- 高位予想:215ドル
ちなみにPayPalの史上最高値は310ドルでした。私の最も高い予想でもそこには届きません。ファンダメンタルズに従いましょう!
🎨 Adobe:90%マージンのキャッシュモンスター
Adobeの驚くべき数字
Adobeの株価は2021年11月の史上最高値700ドルから半分に下落しました。しかしビジネスは?
- 粗利益率:90% - 普通の会社ではありません
- 純利益率:30% - これも普通ではない
- 投下資本利益率:30% - 市場平均の2倍
- フリーキャッシュフロー:約100億ドル - 巨額
🎯 Adobeが特別な理由
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SaaSビジネスモデルの完成形
- 過去:CDを購入 → 一回限りの売上
- 現在:月額サブスクリプション → 継続収益
- 何百万ものプロフェッショナルがすでに依存
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AI脅威?むしろチャンス
- AIがAdobeを置き換えるという懸念がありました
- しかしAdobeは積極的にAIを取り入れています
- エコシステムをさらに強化中
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ビッグテック最高水準のバランスシート
- 時価総額:1500億ドル
- 企業価値:1600億ドル
- 純負債:100億ドル(1年のキャッシュフローで返済可能)
📊 Adobeバリュエーション分析
私の10年分析の前提:
- 売上成長率:4%、7%、10%
- 純利益率:26%、29%、32%
- フリーキャッシュフロー率:38%、40%、42%
- PER:18倍、21倍、24倍
結果:
- 現在価格:350ドル
- 低位予想:380ドル
- 中位予想:560ドル
- 高位予想:820ドル
90%マージンでこの価格?理屈に合いません!
👟 Nike:世界最強のブランド
Nikeの現状
2025年はNikeにとって簡単な年ではありませんでした:
- 中国市場での逆風
- 消費者支出の変化
- 在庫整理中のマージン圧力
しかし私はこう問いかけます:
「20年後、30年後にNikeが存在しなくなることがあり得るでしょうか?」
正直、そんな世界は想像しにくいです。
🎯 Nikeが回復する理由
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ターンアラウンド計画進行中
- 新CEO エリオット・ヒルが指揮
- 在庫整理中(短期的なマージン低下は当然)
- 製品イノベーションとデジタル強化に注力
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歴史的なマージンへの回復可能性
- 10年平均純利益率:9.88%
- 最近:6.2%
- 12セントで作って84ドルで売る会社が6%に留まり続けるはずがない
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バリュエーションの魅力
- 180ドルでは?魅力なし
- 60ドルでは?8つの柱すべてクリア!
📊 Nikeバリュエーション分析
私の10年分析の前提:
- 売上成長率:3%、7%、10%
- 純利益率:9%、10%、12%
- PER:19倍、22倍、25倍
結果:
- 現在価格:60ドル
- 低位予想:50ドル
- 中位予想:75ドル
- 高位予想:110ドル
(配当込みの数値です)
💡 重要な投資の教訓
1. 株価下落 ≠ ファンダメンタルズ悪化
株価が50%下がったからといって、ビジネスが50%悪くなったわけではありません。PayPalの売上は3.5倍になったのに株価は下がりました!
2. 市場心理と価値は別物
「ある時点で心理があまりにもネガティブになると、現実と完全に乖離します。そこがバリュー投資家の出番です」
3. 短期的問題 vs 長期的価値
Nikeの在庫問題、PayPalの成長鈍化、AdobeのAI懸念...これらは一時的な問題です。コアビジネスモデルは損なわれていません。
🎯 結論:ファンダメンタルズを信じましょう
3銘柄すべてに共通点があります:
✅ 強力なビジネスモデル ✅ 実証済みのキャッシュ創出能力 ✅ 一時的な逆風による割安 ✅ 長期回復の可能性
株価の動きに惑わされないでください。ファンダメンタルズが良ければ、価格は最終的についてきます。
短期的には株式市場は投票機械ですが、長期的には計量機械です。今は忍耐の時です!